第139章

彼女は獅鷲の首領をもう一度しまい込み、顔を上げたところでドゥルーが近づいてくるのが見えた。ドゥルーはアリシアに、イシス閣下はいまお時間があるか、そして直接お礼を申し上げたいのだが可能か、と尋ねに来たのだ。

幼獣をあやしていたエイモスも、その隙に口を挟む。

「礼はちゃんとしないとな。アリシア、いっそこの獅鷲の首領をイシス閣下に贈るのはどうだ?」

昨日からドゥルーと二人で、報酬をどうするか散々悩んだ。だがさっき至近距離で首領を見て、エイモスは思ったのだ。七級の頂点にいる魔獣なら、イシス閣下の騎獣としても十分すぎるのではないか、と。

本音を言えば、アリシアと同じく「父さんが契約するのがいち...

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